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岡山の秋の彩り!今見頃の紅葉の名所


深まりゆく秋、紅葉の季節となりました。

今回は歴史ある庭園からダイナミックな渓谷まで、

岡山ならではの魅力が詰まった紅葉スポットをご紹介します。

さあ、一緒に岡山の秋の絶景を巡る旅に出かけましょう。

岡山の紅葉名所【北部エリア】:ダイナミックな自然美を堪能

岡山県北部には、壮大な自然の中で紅葉を満喫できる名所が点在しています。特に中国山地の豊かな森が、秋には息をのむような錦秋の風景を創り出します。

■蒜山高原(ひるぜんこうげん)

広大な高原に広がるカエデやブナ、ミズナラなどの紅葉は、まさに絵画のような美しさです。ドライブやサイクリングをしながら、その雄大な景色を全身で感じることができます。

  • 見頃:例年10月下旬〜11月上旬
  • 主な樹種:カエデ、ブナ、ミズナラ
  • おすすめポイント:高原の開放感と紅葉のコントラスト、ドライブコースの充実
  • アクセス:米子自動車道蒜山ICから車で約5分

■奥津渓(おくつけい)

吉井川の支流・奥津川が造り出した渓谷は、奇岩や甌穴(おうけつ)が点在し、紅葉とのコントラストが絶景です。特に「奥津もみじ祭り」期間中は、ライトアップも実施され、幻想的な夜の紅葉を楽しめます。

  • 見頃:例年10月下旬〜11月中旬
  • 主な樹種:カエデ、モミジ、ケヤキ
  • おすすめポイント:渓谷美と紅葉の調和、足元まで迫る迫力ある紅葉、ライトアップ
  • アクセス:JR津山駅からバスで約1時間、中国自動車道院庄ICから車で約30分

■満奇洞(まきどう)周辺

鍾乳洞と紅葉という珍しい組み合わせが楽しめるスポットです。洞窟内の神秘的な世界と、洞窟を出た瞬間に広がる鮮やかな紅葉の対比は、他では味わえない体験となるでしょう。

  • 見頃:例年11月上旬〜11月下旬
  • 主な樹種:モミジ、カエデ
  • おすすめポイント:鍾乳洞と紅葉のユニークな景観、周辺の散策路
  • アクセス:JR備中高梁駅から車で約40分、岡山自動車道賀陽ICから車で約50分

岡山の紅葉名所【南部・中心部エリア】:歴史と文化が息づく紅葉

岡山県南部から中心部にかけては、歴史的な建造物や美しい庭園と紅葉が調和する、趣深い名所が訪れる人々を魅了します。都会の喧騒を忘れ、ゆったりと紅葉を鑑賞するのに最適です。

■岡山後楽園(こうらくえん)

日本三名園の一つに数えられる「岡山後楽園」は、その広大な敷地と計算され尽くした景観が、秋には鮮やかな紅葉で彩られます。特に園内を流れる曲水沿いのモミジや、唯心山から見下ろす園全体の紅葉は必見です。

  • 見頃:例年11月中旬〜12月上旬
  • 主な樹種:モミジ、イチョウ
  • おすすめポイント:日本庭園と紅葉の調和、ライトアップイベント「幻想庭園」
  • アクセス:JR岡山駅から路面電車「城下」下車徒歩約10分、またはバス「後楽園前」下車すぐ

■吉備津彦神社(きびつひこじんじゃ)

桃太郎伝説ゆかりの地として知られる吉備津彦神社は、荘厳な社殿と周囲の自然が美しいコントラストを見せます。秋には参道や境内を彩るモミジが、歴史の重みを感じさせる静謐な空間を演出します。

  • 見頃:例年11月中旬〜12月上旬
  • 主な樹種:モミジ
  • おすすめポイント:歴史的建造物と紅葉の融合、厳かな雰囲気
  • アクセス:JR備前一宮駅から徒歩約3分、岡山自動車道岡山総社ICから車で約15分

■備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)

現存する唯一の山城であり、「天空の山城」としても名高い備中松山城。秋には城を取り囲む木々が赤や黄色に染まり、雲海とのコラボレーションはまさに絶景です。早朝の訪問が特におすすめです。

  • 見頃:例年11月上旬〜11月下旬
  • 主な樹種:モミジ、カエデ
  • おすすめポイント:天空の城と紅葉、運が良ければ雲海も楽しめる
  • アクセス:JR備中高梁駅からバスで「松山城登山口」下車後徒歩約20分、またはタクシー

最高の紅葉体験のための秘訣

混雑回避と快適な移動のヒント

人気の名所は、見頃の週末には大変混雑します。

  1. 早朝訪問:開園直後や早朝に訪れることで、人混みを避け、静かに紅葉を堪能できます。光の条件も良く、写真撮影にも最適です。
  2. 平日利用:可能であれば、平日に訪れることを強くおすすめします。公共交通機関も道路も比較的空いています。
  3. 公共交通機関の活用:駐車場が限られている名所も多いため、JRやバスなどの公共交通機関の利用を検討しましょう。パーク&ライドも有効です。
  4. レンタカーの事前予約:移動の自由度を重視するならレンタカーが便利ですが、特に週末は早めの予約が必須です。

快適な紅葉狩りのための持ち物と服装

秋の岡山は、日中と朝晩で気温差が大きいため、体温調節しやすい服装が理想です。

  • 服装:重ね着できる服装(脱ぎ着しやすい上着、セーターなど)、防寒具(マフラー、手袋など)、歩きやすい靴(スニーカーやトレッキングシューズ)
  • 持ち物:飲み物、軽食、カメラ、モバイルバッテリー、レジャーシート(休憩用)、ゴミ袋

岡山の紅葉狩りプランニング

実際に岡山で紅葉狩りを楽しむための具体的なプランニング例を、目的別にご紹介します。あなただけの特別な紅葉体験を計画してみてください。

【日帰り】歴史と庭園の美を楽しむ王道コース

岡山駅を拠点に、公共交通機関で主要な名所を巡るコースです。

時間 スポット ポイント
9:00 JR岡山駅出発 路面電車またはバスで移動
9:30-12:00 岡山後楽園 日本三名園の紅葉をじっくり鑑賞。唯心山からの眺めは必見。
12:00-13:00 昼食 後楽園周辺または岡山駅周辺で郷土料理を堪能
13:30-15:30 吉備津彦神社 桃太郎伝説の地で、歴史と紅葉のコントラストを楽しむ。
16:00 JR岡山駅帰着 お土産購入やカフェ休憩

このコースは、比較的移動が少なく、岡山ならではの歴史と文化に触れながら紅葉を楽しみたい方におすすめです。特に見頃の時期は、後楽園のライトアップも合わせて計画すると、さらに充実した一日になるでしょう。

【1泊2日】大自然を満喫する北部周遊コース

レンタカーを利用し、北部のダイナミックな紅葉を巡るコースです。

1日目

  • 午前:岡山空港または岡山駅でレンタカーを借り、北へ出発。
  • 昼食:津山市内で「ホルモンうどん」などのB級グルメを堪能。
  • 午後:奥津渓で渓谷美と紅葉の散策を楽しむ。足元まで迫る紅葉は圧巻。
  • 夕方:湯原温泉郷に宿泊。露天風呂で旅の疲れを癒す。

2日目

  • 午前:蒜山高原へ移動。広大な高原を彩る紅葉の中をドライブまたはサイクリング。
  • 昼食:蒜山高原でジンギスカンや乳製品を味わう。
  • 午後:帰路へ。道中に道の駅などで地元の特産品をチェック。

このプランは、大自然の中で紅葉を存分に味わいたい方、温泉でリラックスしたい方に最適です。見頃の時期を逃さないよう、早めの計画と宿の予約が重要です。

美しい紅葉が織りなす感動的な風景は、きっとあなたの心に深く刻まれることでしょう。さあ、今すぐ岡山の紅葉旅の計画を始めましょう!